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機能解剖学でいう肩関節~5つの関節からなる~
肩関節とは、解剖学的にいう肩関節と機能的に言う肩関節として2つの定義がある 一般的には肩甲上腕関節のことを指すが、機能・解剖学的に言うと肩関節とは5つの関節の総称のことをいう 今回は機能解剖学的に分類される、肩関節を構成...
棘上筋の機能解剖~2つの線維からなる~
棘上筋は2つの線維に分かれて走行し、それぞれ機能も少し違うため障害の評価や治療の際はそれらを考慮する必要がある 今回は棘上筋の2つの線維について理解していく コンテンツ1 棘上筋とは2 棘上筋の2つの線維 棘上筋とは 棘...
抗重力肢位における肩甲帯の保持~三角筋と僧帽筋~
抗重力肢位において肩甲帯を安定させるには主に、僧帽筋上部線維と三角筋前部線維の働きが大きく関与する 肩甲上腕関節の可動域制限と肩甲骨周囲の筋力の低下がある場合には、肩甲骨が上腕骨に引き寄せられるような不良姿勢になる 今回...
小円筋の機能解剖~2つの線維が肩前方挙上に影響~
小円筋は回旋筋腱板の一つで肩甲帯の固定や動きにとても重要な役割を担っている肩関節に後方に位置するため、小円筋が拘縮することでインピンジメントなどの障害が生じることになる加えて、小円筋は腋窩神経を絞扼しやすい位置に存在する...
大腿四頭筋の3層構造~膝蓋骨の動きと偏位~
大腿四頭筋は膝関節や膝蓋骨の動きに関与していて、それぞれの筋のバランスによって正しい動作が行われている 4つの筋は表層から深層まで、3層に分かれており膝関節屈伸における筋力の発揮能力が違い、大腿前面の外側から内側に位置す...
多裂筋と慢性腰痛~胸腰筋膜と腹横筋との関係~
慢性腰痛の原因として、多裂筋や腹横筋などの腰腹部の筋機能低下が多い これらは腰椎の安定などに関与するので筋の弱化や左右差により姿勢アライメントの変化や腰痛を引き起こす原因となる 特に多裂筋、腹横筋、胸腰筋膜はここでの働き...
外側縦アーチ~長・短腓骨筋による足部外側の痛み~
足部外側縦アーチは足部において、外側重心に対して安定させる機構であり、その機能が働くためには下腿外側に位置する長・短腓骨筋の作用が必要となる そして、長・短腓骨筋が働くためには小指外転筋などの足部内在筋の作用が必要となる...