肩関節」カテゴリーアーカイブ

肩甲骨と鎖骨のつながり~胸鎖関節と肩鎖関節~

鎖骨は胸鎖関節と肩鎖関節という2つの関節を形成する事で、肩関節に大きく関わる骨である
肩関節や肩甲骨の動きの評価や関節可動域の改善に鎖骨の動きが参考となることが多い
関節を介して、安定性や動作において大きく関わることが分かっている

今回は鎖骨の理解と鎖骨からなる2つの関節とその働きを知る

鎖骨とは

胸鎖関節とは

胸鎖関節の動き

胸鎖関節の可動性

胸鎖関節の安定性

肩鎖関節とは

肩鎖関節の安定性

胸鎖関節と肩鎖関節の連動

胸鎖関節と肩鎖関節に可動域制限が生じた場合

胸鎖関節と肩鎖関節の過度な代償作用による肩すくめ現象

肩関節周囲炎の病態~夜間痛の原因~

肩関節周囲炎とはいわゆる五十肩の事で、肩周辺の痛み可動域の低下が特徴である
特に痛みの特徴として夜間痛などがみられることがあり、これらの病態によりQOLなどが低下する事が問題とされる

今回は肩関節周囲炎の理解と痛みの特徴、その対処法を知る

肩関節周囲炎とは

肩関節周囲炎の症状

肩関節周囲炎でよくみられる夜間痛の原因

夜間痛の対処法

肩甲下筋の2つの線維~肩関節前方の安定性~

肩甲下筋は回旋筋腱板の一つで、唯一肩関節の内旋に働く筋とされる
そのため、筋の走行が複数にわたることで肩甲帯を安定させている
肩甲下筋は肩関節前方を走行する事で肩関節前方の安定化に大きく関わっていることも特徴である

今回は肩甲下筋の理解と肩関節前方への関りを知る。

肩甲下筋とは

肩甲下筋の2つの線維

肩甲下筋の肩関節前方における走行

肩甲下筋からでる横靭帯により肩関節前方を安定

肩関節後方支持組織~棘下筋と小円筋の2つの線維~

肩関節を安定させるためには関節包の他に靭帯や筋肉が必要とされる
肩関節の安定化に関わる一方で拘縮により、肩関節のインピンジメントなどの障害を引き起こす要因にもなり得る。肩関節後方では棘下筋と小円筋のが重要となる

今回は棘下筋と小円筋の理解とこれらの筋による肩関節への影響を知る

肩関節後方支持組織

肩関節後方腱板

肩関節後方関節包の伸長肢位

棘下筋の2つの線維

棘下筋拘縮によるインピンジメント

棘下筋の機能不全による他の筋による肩甲帯安定の代償作用とは

小円筋の2つの線維

肢位別での小円筋の作用

小円筋拘縮によるインピンジメント

肩関節安定化機構~フォースカップル~

フォースカップルとは、関節を動かす際に、2つ以上の筋肉が連動して動き、関節を適切な運動へ促す作用のことで、肩関節においては肩甲骨の可動性と安定化に作用する

肩甲骨の上方回旋、外転・後傾の複合運動を可能にするために、僧帽筋や前鋸筋、大・小菱形筋、肩甲挙筋などの肩甲骨周囲筋が協調して作用している

肩関節の安定化機構

軟部組織による4方向からの安定化機構

軟部組織による肢位別での安定化機構

肩甲骨におけるフォースカップル

フォースカップルにおける肩関節の動き

フォースカップルの乱れによる姿勢不良

結髪動作と結帯動作~制限因子と評価方法~

肩関節周囲炎など肩関節において疼痛や拘縮を伴う障害では腕を後ろに回す結帯動作や結髪動作の制限がみられることがある
その動作の程度で重症度や障害位置の推定などを行う

今回は結帯・結髪動作の理解と制限因子、評価法についてみていく

結髪・結帯動作とは

2種類の結帯動作

結帯動作における各関節の動き

結帯動作の制限因子

結帯動作において肩甲骨を安定させる筋肉

結髪動作における制限因子

結髪動作における体幹の代償作用

指椎間距離検査

①開始肢位

②L5~T12の間

③T12より高位

小円筋の機能解剖~2つの線維が肩前方挙上に影響~

小円筋は回旋筋腱板の一つで肩甲帯の固定や動きにとても重要な役割を担っている
肩関節に後方に位置するため、小円筋が拘縮することでインピンジメントなどの障害が生じることになる
加えて、小円筋は腋窩神経を絞扼しやすい位置に存在する

今回は小円筋の理解と肩関節への影響や小円筋における腋窩神経麻痺についてみていく

小円筋とは

小円筋の2つの線維

小円筋の伸長肢位

小円筋による肩関節後方のインピンジメント

小円筋の拘縮が原因で腋窩神経麻痺になる

肩関節の制限因子~広背筋~

肩関節の動作制限には多くの原因が存在するが、その一つに広背筋が考えられる
広背筋は上腕に加えて、骨盤にも付着しているため肩関節や骨盤の動きに関わってくる

今回は広背筋による肩関節と骨盤への動作制限についてやっていく

広背筋の肩関節への作用

広背筋の肩関節への走行

広背筋による肩関節の制限

広背筋による胸郭と骨盤の可動性制限

解剖頚軸回旋と軸圧挙上~肩関節に優しい動作~

肩関節周囲炎および五十肩などの肩の疼痛や拘縮を引き起こす障害において、肩関節の関節包や靭帯へのアプローチがとても重要となる

通常の肩関節可動域訓練では筋や他関節の影響を受けやすく、疼痛などを引き起こすため、ストレッチなどの関節窩可動域を上げるアプローチが困難となる
解剖頚軸回旋や軸圧挙上はそれらに対して有効な動作となる

今回は解剖頚軸回旋や軸圧挙上など肩関節の解剖学的形状を考慮した肢位と動作を考えていく

解剖頚軸回旋とは

解剖頚軸回旋は上腕骨の頚体角と後捻角を考慮する必要がある

軸圧挙上保持とは

その他の肩関節に負荷のかかりずらい肢位

①肩甲骨面上での上肢挙上

②ゼロポジション