投稿者「あつろう」のアーカイブ

あつろう について

臨床検査技師、あまし、鍼灸師の資格をもち、現在は鍼灸師として医療に従事。

呼吸補助筋~大胸筋・小胸筋のねじれ~

大胸筋と小胸筋は付着部より、胸郭や肩甲骨の動きに大きく影響する

呼吸動作においてはこれらのが共同する事で、呼吸補助筋として胸郭や肩甲骨の動きを助ける働きをする
今回は、大胸筋と小胸筋の走行におけるねじれの理解と呼吸補助筋としての作用を考えていく

大胸筋と小胸筋のねじれと消失する肢位とは

ねじれを消失させた肢位における呼吸補助

前腕の回内・回外運動~橈尺関節~

前腕の回旋運動には橈骨と尺骨から構成される橈尺関節の働きが重要となる

前腕の前面もしくは背面に存在する筋肉が作用することによって回内・回外運動を行うことが出来る

今回は前腕の回旋運動における橈尺関節の理解と作用する筋肉について考えていく

前腕に存在する関節における回内・回外運動とは

前腕回内運動

前腕回外運動

前腕骨間膜の機能解剖~障害による影響~

前腕骨間膜は橈骨と尺骨の間に存在する組織で、橈骨と尺骨の連結の他に、手関節と肘関節に対する働きが大きく、主に、荷重や牽引に対して様々な働きでストレスを軽減する役割を担っている

今回は、前腕骨間膜の理解と手関節や肘関節との関係について考えていく

前腕骨間膜とは

前腕骨間膜の役割

前腕骨間膜の障害

手関節の機能解剖

手関節は主に、3つの関節から構成され、手関節の可動域もそれぞれが補い合って動作を行っている
背屈・掌屈・尺屈・橈屈の動作時におけるそれぞれの関節の動きを理解する事が重要となる

今回は手関節の構成と各関節の動きの理解していく。

手関節の構成

各関節の可動性

橈骨手根関節の関節運動

手根中央関節の関節運動

外側縦アーチ~長・短腓骨筋による足部外側の痛み~

足部外側縦アーチは足部において、外側重心に対して安定させる機構であり、その機能が働くためには下腿外側に位置する長・短腓骨筋の作用が必要となる

そして、長・短腓骨筋が働くためには小指外転筋などの足部内在筋の作用が必要となる。

外側縦アーチとは

長・短腓骨筋に負荷がかかりやすい肢位

長・短腓骨筋における第5中足骨の不安定性

外側縦アーチにおける小指外転筋の働き(第5中足骨間の安定性)

足部アーチに関わる足部内在筋と外在筋

大腿二頭筋の機能解剖~周囲組織との連結~

大腿二頭筋は2つの走行に分かれ、3層構造も示すことから膝周囲において多くの組織と付着している
このことから大腿二頭筋は膝関節の安定性や動作に大きく関与する事が分かる

今回は、大腿二頭筋の理解と周囲の組織との連結について考える。

大腿二頭筋の3つの層

大腿二頭筋の筋連結

大腿二頭筋と外側側副靭帯の付着

足部の安定~長腓骨筋・前脛骨筋・後脛骨筋~

足部の安定には前後・左右の筋肉のバランスが大切で特に、前面の前脛骨筋や後内側面の後脛骨筋、外側の長腓骨筋の3筋がバランスをとり足部の安定化に大きく関わっている
それぞれの筋のバランスが崩れ、負荷が集中する事で障害を生じやすくなる

今回は、長腓骨筋・短腓骨筋・後脛骨筋の3筋の理解とそれぞれの関係や障害について考える。

長腓骨筋と後脛骨筋の関係

長腓骨筋と前脛骨筋の関係

歩行とカーフレイズにおける長腓骨筋と前脛骨筋の働き

後脛骨筋の過負荷によるシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

コンパートメント症候群~下腿前方組織~

コンパートメント症候群は下腿や腰部、様々な部分で引き起こされるが下腿におけるコンパートメント症候群はよく見られる
特に、下腿では前方組織における前方コンパートメントやなどが代表的で、それぞれの区画に存在する組織が関係してくるため、区画に存在する組織の理解が重要となってくる

今回は、下腿部におけるコンパートメントの理解と、特に問題となる前方区画のコンパートメント障害について考えていく。

コンパートメント症候群の機序と症状

各区画内には筋の他に神経、血管が存在し、打撲・骨折などによりコンパートメント内部の圧上昇により、最小動脈などが閉塞するため、筋肉や神経の阻血障害が起こる

下腿部のコンパートメント(区画)

下腿前方に存在する組織

深腓骨神経の走行

足関節屈筋群~足部安定化に関わる筋肉~

足部の安定には足関節底屈筋群である後脛骨筋・長腓骨筋・ヒラメ筋が特に重要に関わっており、長腓骨筋と後脛骨筋は足底アーチに重要な筋肉で、ヒラメ筋は下腿の傾斜の制御に重要な筋肉である

後脛骨筋と長腓骨筋による足部安定化

ヒラメ筋の足部安定化